理系女子大生には雨が降る

大学生活で日々起きる事件をつづる日記。

急転直下、恋の矢文 の巻

みんなー!

素敵な恋してるー?

 

私は、大学に仲がいい友達が2人いる。

仮に、その2人の友達をミーコ(女の子)、ジョニー(男の子)としよう。

 

我ら3人は、履修している講義は全部同じとまではいかないけど、8割くらい被ってるから3人でいる日が多い。

 

ミーコとジョニーとは、大学入学からの付き合いで、実習だの地獄の試験だの、2年間苦楽を共にしてきた(いま、雨森は大学3年生である)。まさに運命共同体なのだ。

 

 

はい、ここまでの文とタイトルで何とな〜く感じ取ってくれたと思うが!!!

 

何を隠そう、私はジョニーが好きなのだ!

 

いや〜、やっぱね、あれよ。

男女グループにはさ、ラブロマンスがはじまっちゃうよね?

ずっと友達だと思ってたけど、私の王子様はあなただったのね…!みたいな少女漫画的展開がね、私にね、起こったわけでござんすよ。

 

んでさ、ジョニーにどうやって告白しようかな!?とかを考えちゃってたわけよ。

 

夜ごとジョニーのこと考えながら寝たりしてたわけよ。

 

めちゃくちゃ懸想(けそう:恋い慕うこと)してたわけよ。

 

なんなら、結婚してジョニーの苗字になる妄想までイってたわけよ。

 

………ね?

 

デデンッ(クイズ番組的な効果音)

【問題】

以上の内容を考慮して、以下の会話文を読み、筆者(雨森)の感情はどのようなものか述べよ。

 

※  雨→筆者(雨森あめり)

 ミ→ミーコ

 ジ→ジョニー

 

〜ある良く晴れた日〜

 

雨「おはよ。あのさ、昨日の……」

ミ「あめり〜!きいてきいてきいてきいて!」

 

雨「なんじゃ、元気だな。良いことあった?」

ミ「うん!やっと彼氏できたんだー!」

 

雨「おー、やったじゃん。彼氏ほしがってたもんね〜。」

ミ「えへへ……。あのね、ジョニーと付き合うことになったの!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え???????? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨「え…………、………………マヂで?」

ミ「うん///////」

ジ「(照れた感じでうなずく)」

 

雨「………。えーーっ!おめでとーー!(裏声)」

ミ「ありがとう♡」

 

ミ「あ、それでね、付き合い始めたから2人で温泉行ってきたの!これ、私達からお土産!」

 

雨「え?…あ、あぁ、そう…温泉ね……。そう、2人で、温泉に………………。……あ、ありがとう。ニコッ」

 

〜〜悲劇の回想・完〜〜

 

正直に言う。

めちゃくちゃショック。

 

この日はどうやって帰ったか覚えてない(これは嘘、ふつうに電車で帰った)。

 

付き合い始めたことも、ビックリ仰天だったけど、それよりも温泉よ。温泉ぞ?

行動力の化身なのかな??

 

付き合い始めで初手が温泉とは………(ショック)。

 

 

んでね、この日から、ミーコとジョニーが目の前で はちゃめちゃにイチャつく、イチャつく。

 

人目をはばからず、向かい合ってハグしたり

ジョニーがミーコの肩を抱いちゃったり

ミーコの膝の上にジョニーが座ったり

2人で空き教室に入っていったり

毎晩、寝る前に電話したことを言いふらかしたり

脇腹をくすぐりあったり

 

 

 

 

 

このイチャつきで、私の精神がゴリゴリに削れていく……。

 

なんてそんなことは無かった!

なんじゃこのバカップルは!!!!

 

ジョニーに対する恋心さめっさめだわ!

ヒエヒエのヒエッ冷えよ!

 

ジョニー、クールなやつだったじゃん!

付き合って人が変わりすぎよ!

 

雨森は、ベタベタするのが苦手だから、このようなお付き合いはできぬ。

あと、ボディータッチも得意でないから、このレベルのイチャつきは無理だ…。

 

そぉいうわけで、雨森は失恋したが、立ち直りは早かった。

 

ミーコ、末永くジョニーと仲良くな。

おめでとう。

ジョニー、素敵なトキメキをありがとう。

恋心よ、さようなら。

 

雨森がジョニーを好きだった事実は、誰にも言っていない。

 

 

この失恋は、本ブログの読者に捧ぐ。